BONLISSA 店主・松脇健一さん インタビュー(五領淳樹選手/松脇健一さん) 食材と調理法に強いこだわり/ヴェロスと共に「食」発信

  • 2025/12/01

都農町ふるさと納税の返礼品として高い評価を受ける 「BONLISSA」。
そのこだわりと温かな物語を探るべく、ヴェロスクロノス都農・五領淳樹選手が取材に訪れました。

――最初にBONLISSA さんはどのようなお店なのか、簡単に教えてください。


イタリア料理を提供しているお店で、特にピッツェリアと言って、ピッツァを専門にしたイタリア料理店です。

――お店を始められたきっかけをお聞かせください。。


もともと大阪で料理人をやっていて、何年か続けているうちに自分でお店を持ちたいなという思いが強くなりました。
そんな気持ちでいた時と、今のお店がある実家の場所がちょうど空いていたタイミングが重なって、じゃあこの機会に思い切って故郷に戻って自分のイタリア料理店を持つことに挑戦してみようと決断して開店しました。

――出身地にお店を構えられて感じる、都農町の魅力を教えてください。


海と山に囲まれて、魚や畜産物、野菜が本当に豊かな土地と感じています。そういった食材をイタリア料理では特に使用するので、それが一番の魅力じゃないでしょうか。魚は自身で釣りに行って仕入れてくることが多いです。新鮮な食材を提供できるので素材にこだわる料理人にとっては最高の場所ではないでしょうか。

――ヴェロスクロノス都農との関わりについて教えてください。


特にこれといった関わりがあるわけじゃないのですが、もともとサッカーの先輩で現在ヴェロスクロノス都農の取締役をやられている新名亮さんとのつながりで、ホーム戦などでイベントを開催するなどして盛り上げ役として手伝わせてもらっています。

――ヴェロスクロノス都農や、今回オープンしたポータルサイトに期待していることはありますか。


ヴェロスクロノス都農をきっかけに、都農町という自然豊かな町を、都農を知らない人たちに知ってもらって、より都農の魅力を発信していけたらいいなと思っています。

――ふるさと納税の返礼品事業者はいつからされていて、またそのきっかけを教えてください。


8年ぐらい前に始めました。先ほど紹介しました新名さんから「やってみないか」と勧められて、それが始めたきっかけです。

――ふるさと納税の返礼品として提供している商品の特徴や魅力を教えてください。


作っているのはピッツァとハンバーグとカヌレの3種類で、こだわっている部分は材料と、あとは全てが手作りということですかね。

――調理や材料へのこだわりで特に大切にしているポイントは何ですか。


ピッツァに関して言うと、いろいろありますが、その中でも特に粉が一番特徴的で力を入れているところです。だいたい今で6種類ぐらいをブレンドしています。
焼き方も窯の温度を一般的な温度より高温の500度に設定して、50秒という短い時間で焼き上げています。
試行錯誤を重ねた上で「500度、50秒」にたどり着きました。
その他にもすべてのものに対して材料にこだわっていて、ハンバーグであれば宮崎県産の豚肉で肩ロースとロースの一番高い部位を使っていますし、カヌレで使用する卵は有精卵を取り入れています。そういった素材のこだわりに加え、調理法を自分なりにアレンジを加えながら提供しています。

――返礼品を受け取った方からの反響で印象に残っているエピソードはありますか。


千葉県の91歳のおばあちゃんが、うちのピッツァのファンになってくれています。
きっかけは息子さんが返礼品として送ったみたいで、それを食べられて、すごく美味しいって感激されて。
「こんなに美味しいピザをありがとうございました」などと綴られたお手紙もいただいて、それからは定期的に注文をもらっています。
老若男女問わず、こういう声をいただけて作り手としては喜びが大きいです。

――返礼品を通して寄付者の方にどんなことを届けたいですか。


やっぱり都農町っていう町をもっと知ってもらいたいです。
自然が豊かなところなので、その恵みから育まれた地元の農産物、畜産物、水産物を使い続けることで、その魅力を発信できたらいいなと思います。


――寄付者の方に伝えたいメッセージをお願いします。


先ほども話したように自然あふれる町に加えて、地域に密着し社会人サッカーチームとしては全国トップレベルのヴェロスクロノス都農というサッカーチームもありますので、ぜひ都農に来てもらって、まずはホームゲームを観戦していただきたいと思います。


――今後、BONLISSA として挑戦したいことや目標は何ですか。


街中ではなくて、山の方にお店を構えたいなっていう思いがあります。
そこで宿泊施設を併設したレストラン「オーベルジュ」みたいなスタイルのお店をやりたいなという夢があります。

――都農町を盛り上げるためにどんな取り組みをしていきたいですか。


都農町は現在どんどん人口が減っていますし、田舎なので盛り上げると言ってもなかなか難しいところもあります。
ただ、うちの町にはヴェロスクロノス都農という強みがあるので、僕の場合で言ったら「食」ですので、食を通してヴェロスクロノス都農と共に貢献できたらいいなと思っています。

――最後に返礼品のおすすめベスト3を教えてください。


うちはピッツァとハンバーグとカヌレですので、どの商品もおすすめなのですが、特にピッツァに関して言うと、トリュフが入ったピッツァとあとはマルゲリータが返礼品では多い品になっています。ぜひ一度味わってほしいですね。



【 BONLISSA(ボンリッサ)】
〒889-1201 宮崎県児湯郡都農町川北4794-3
TEL:0983-25-0205



五領淳樹選手 取材後コメント
インタビューを行うのは私にとって初めての試みでしたが、ピザ窯の熱気を間近に感じ、実際に調理の一端を体験させていただく中で、短い時間にもかかわらず数多くの新しい世界に触れることができました。
ひとつの“おいしさ”を生み出すために、素材を選び抜き、技を磨き続けるその真摯な姿勢に、深い感銘を受けました。
ぜひ皆さんも素材に拘ったピザをご賞味ください。

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